東京都現代美術館で1月24日(土)より〈ガブリエル・オロスコ展〉、〈菅木志雄展〉、〈未見の星座(コンステレーション)展〉が開催されています。また、美術館近くにある商店街で展開されているプロジェクトも。内覧会の様子をフォトレポートでお伝えします!

 

ガブリエル・オロスコ展-内なる複数のサイクル

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ガブリエル・オロスコ《La DS カーネリアン》
ガブリエル・オロスコ(1962-メキシコ生)は、1990年代前半から現在まで国際的に活躍しているアーティスト。1993年に発表して大きな話題を読んだ、シトロエンDSを変形させた作品のリメイクなどを出品。

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ガブリエル・オロスコ《ベンチレーター》、《インナー・カット》
ベンチレーター(シーリンングファン)の羽の上にトイレットペーパーをのせて遊んだ経験を元に制作されているインスタレーション。壁にはブーメランの木を使った作品。

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「ガブリエル・オロスコ展-内なる複数のサイクル」の展示風景

 

菅 木志雄 置かれた潜在性

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菅 木志雄《依存差》
「もの派」を代表する菅木志雄(1944年-)による個展。石や木、金属板などを素材としてインスタレーションを構成している

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菅 木志雄《依存差》

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菅 木志雄《界入差》

 

未見の星座〈コンステレーション〉-つながり/発見のプラクティス

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太田三郎《バードネット―世界はつながっている》
アーティストらの取り組みを、世界にばらまかれた点と点の「つながり」を発見し、新たな「星座」をつかまえようとする行為として読み解く展覧会。絵画や映像、インスタレーションなど多様な表現が紹介されている。

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北川貴好《境界を越え舟は巡回し、東京都現代美術館は現れる。》
美術館の内外を抜けていく約5,000枚の写真の連続を壁や扉、美術館のアイテムのすき間に仕込んで見せることで構成。展示室内でありながら、ここから様々な空間へのつながりを意識させられるインスタレーション。

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志村信裕《fountains》
下町の生活を彷彿とさせる木製の木桶が床面にランダムに配置され、その中に荒海が出現する映像インスタレーション

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様々な土地で、そこにある土を用いた泥絵などを制作する淺井裕介は2月初旬まで公開制作に取り組んでいる

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淺井裕介「こびとみち」プロジェクト(エガシラフラワー)
美術館近くの深川資料館通り商店街の店舗などに作品を展示する「地域とつながるプログラム」も行われている

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伊藤久也「みせ派」プロジェクト(大久保クリーニング)

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伊藤久也「みせ派」プロジェクト(和泉屋酒店)

各展覧会、プロジェクトの詳細は東京都現代美術館のウェブサイトにてご確認ください。
http://www.mot-art-museum.jp/