昨年12月の記者会見で7組の第1弾参加作家が発表された〈ヨコハマトリエンナーレ2014〉。去る4月22日に記者会見が行われ、19か国から計62組の参加アーティストが発表されました。メイン会場となる横浜美術館と新港ピア(新港ふ頭展示施設)は、2つのプロローグ(序章)と11のエピソード(挿話)が展開する会場構成。記者会見でアーティスティック・ディレクターの森村泰昌さんは、「観客にはこの展示を1冊の本を読むように体験してもらえたら」と語りました。

そんな今回のトリエンナーレならではの企画のひとつに、1冊の本を作るプロジェクトがあります。本のタイトルは「Moe Nai Ko To Ba」。さまざまな時代のアーティストの、詩や絵画、写真などが収録される予定で、本の中でもうひとつの展覧会が繰り広げられます。会期の終わりには、ヨコハマトリエンナーレ2014のタイトルが由来するレイ・ブラッドベリの小説『華氏 451 度』へのオマージュとして、この本は燃やされてしまう予定なのだそう……。

また同時期に国内で開催する〈札幌国際芸術祭2014〉や〈福岡アジア美術トリエンナーレ〉との連携についても明かされました。

27日には、横浜トリエンナーレサポーターが企画した開催100日前カウントダウンのまち歩きイベント「LOGBOOKプロジェクト」も行われ、約3か月後のオープニングに向けて期待が高まります。

yt2014

ヨコハマトリエンナーレ2014「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」

アーティスティック・ディレクター:森村泰昌

会期:2014年8月1日(金)~11月3日(月・祝)
開場日数:89日間
休場日:第1・3木曜日(8/7、8/21、9/4、9/18、10/2、10/16)
主会場:横浜美術館、新港ピア(新港ふ頭展示施設)
開場時間:10:00~18:00[月1回土曜日(8/9、9/13、10/11、11/1)は20:00まで開場]
※入場は閉場の30分前まで

主催:横浜市、(公財)横浜市芸術文化振興財団、NHK、朝日新聞社、横浜トリエンナーレ組織委員会

URL:http://www.yokohamatriennale.jp/2014/

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