夏休みに行きたい芸術祭・アートプロジェクト2018で紹介した中でもこの夏いちばんの注目を集めるのが〈大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018〉。里山が広がる新潟県越後妻有地域の雄大な土地で開催される芸術祭として知られています。

オフィシャルサイトやガイドブックでもおすすめの巡り方の提案やガイド付きのバスツアーなども紹介されていますが、こちらでも、今年特に押さえておきたいスポットやイベントをご紹介します。

・企画展 「2018年の<方丈記私記>~建築家とアーティストによる四畳半の宇宙~」
芸術祭のメイン会場となる越後妻有里山現代美術館[キナーレ]で開催されます。
日本だけでなく世界中の建築家やアーティストが参加し、四畳半という小さな空間でどうやって生きていくかを提案します。
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/hojoki_shiki_in_2018_the_universe_of_ten_foot_square_huts

・小林武史:交響組曲『 円奏の彼方(Beyond The Circle) 』~based on 柴田南雄「ゆく河の流れは絶えずして」~
作曲家・柴田南雄の楽曲を音楽家・小林武史がプロデュースし、弦管楽器や合唱を施した独自の編成によって新たな音楽を生み出します。<方丈記私記>展との連動コンサートとなっています。
http://www.echigo-tsumari.jp/calendar/event_20189728_0729

・上郷クローブ座レストラン
前回の芸術祭でも人気のあった、地元女衆による演劇仕立てのレストラン。
今年は江戸時代に鈴木牧之が雪国の暮らしを描いた『北越雪譜』をモチーフに食のアーティスト・EAT & ART TAROが考案した特別メニューを楽しむことができます。
https://select-type.com/s/clove-rest

大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018
会期:2018年7月29日(日)~ 9月17日(月) 51日間
開催地:越後妻有地域 (新潟県十日町市、津南町) 760k㎡
主催:大地の芸術祭実行委員会
共催:NPO法人 越後妻有里山協働機構
実行委員長:関口芳史(十日町市長)
副実行委員長:桑原悠(津南町長)
名誉実行委員長:花角英世(新潟県知事)
総合プロデューサー:福武總一郎(公益財団法人福武財団理事長)
総合ディレクター:北川フラム(アートディレクター)
クリエイティブ・ディレクター:佐藤卓(グラフィックデザイナー)
オフィシャルサポーター・リーダー:高島宏平(オイシックス・ラ・大地株式会社代表取締役社長)
公式サイト http://www.echigo-tsumari.jp/

大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018公式ガイドブック

また、会期を前に都内でも、北川フラムによる講演やガイドブック発売記念などの関連イベントが数多く開催されます。

NHK文化センター青山「デザインする心」
日時:2018年7月4日(水)16:00〜17:30 ※要受講申込
場所:NHK文化センター 青山教室(東京都港区南青山1-1-1 新青山ビル西館4F)

大地から生まれる音楽について語ろう
日時:2018年7月6日(金)19:30〜 ※要予約
場所:ジュンク堂書店池袋本店(東京都豊島区南池袋2-15-5)

芸劇+まちがく 東京芸術劇場+都市文化公開フォーラム 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレが都市に与えるインパクト」
日時:2018年7月13日(金)18:30〜21:00 ※要申込
場所:東京芸術劇場 アル・テアトロ(東京都豊島区西池袋1-8-1 2F)

地域に根づく、世界にひらくスノーピークと大地の芸術祭
日時:2018年7月19日(木)19:30〜21:00 ※要申込
場所:銀座 蔦屋書店(東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F)