夏休み時期に入り、各地で続々と芸術祭・アートプロジェクトが開催されるシーズンとなりました。大型芸術祭から小規模ながら充実した芸術祭まで、8月、9月に開催されるprojectart.jp編集部おすすめをご紹介いたします!

主要芸術祭・アートプロジェクトカレンダー(2017)のページでは、カレンダー&リスト形式でより多くの内容をご紹介しています。

ushimado牛窓・亜細亜藝術交流祭2017
2017年7月20日〜8月31日
岡山のオリーブ園経営者・服部恒雄の主宰により開催されてきたJAPAN・牛窓国際芸術祭の精神を引き継ぎ、2010年より開催されている芸術祭。今年のテーマは「自由風景 Liberty Site」。総合ディレクターに美術批評などを行う花房太一を迎え、有賀慎吾、伊東宣明、林千歩、布施琳太郎ら若手アーティストが参加しています。8月30日まで、アーティストの制作費、滞在費などをクラウドファウンディングで募集中。
http://ushimado-asia.com/

rebornart-fesReborn-Art Festival 2017
2017年7月22日~9月10日
宮城県・石巻中心市街地と牡鹿半島を中心とした「アート」×「音楽」×「食」をたのしむ祭典。地域で気軽に音楽ライブを目撃できる点も特徴です。参加アーティストに、齋藤陽道、Chim↑Pom(チン↑ポム)、コンタクト・ゴンゾ、ヨーゼフ・ボイス、ナム・ジュン・パイクら。
http://www.reborn-art-fes.jp

yokotori
ヨコハマトリエンナーレ2017
2017年8月4日-11月5日
6回目を迎える今回は、国内外から全38組のアーティストが参加。テーマ「島と星座とガラパゴス」は、昨今のグローバル化や難民・移民問題、ポピュリズムの台頭などを背景としたもの。横浜美術館にはアイ・ウェイウェイらの大規模なインスタレーションが展開され、横浜赤レンガ倉庫1号館では、小沢剛やクリスチャン・ヤンコフスキーによる横浜にまつわる新作が披露されています。
http://www.yokohamatriennale.jp

koganecho
黄金町バザール2017
2017年8月4日-9月13日
ヨコハマトリエンナーレ2017の連携プログラムとして開催。「Double Façade 他者と出会うための複数の方法」をテーマに、高山明/Port Bによるツアーパフォーマンス、アーティストの視点から黄金町の歩みを紹介する展覧会などが開催中です。9月15日からvol.2が開催される予定です。
http://www.koganecho.net/koganecho-bazaar-2017/

20170511-siaf札幌国際芸術祭2017
2017年8月6日-10月1日
ゲスト・ディレクターに大友良英を迎え、「芸術祭ってなんだ?」をテーマに、梅田哲也、クリスチャン・マークレー、クワクボリョウタ、中崎透、灰野敬二、毛利悠子、指輪ホテル、吉増剛造ら全77組が参加します。メイン会場となるモエレ沼公園では、「RE/PLAY/SCAPE」と題した展覧会を開催。北海道大学総合博物館などを使った個展形式の展覧会も展開される予定です。http://siaf.jp/

artcamp-tangoART CAMP TANGO 2017「音のある芸術祭」
2017年8月28日-9月24日
京丹後市在住のアーティストと地域有志によるART CAMP TANGOと、香港のアートNPO soundpocketが協働し開催される芸術祭。サウンド・アート、現代美術、音楽、ダンスなど「音」をテーマに、丹後〜豊岡の列車内で展開されるパフォーマンス、古い街並みを「音」を切り口に訪ね歩くサウンドウォークなどが見所です。http://www.artcamptango.jp/

nakanojo中之条ビエンナーレ2017
2017年9月9日-10月9日
国内外から156組ものアーティストが参加。里山があり温泉地でもある群馬県・中之条でアーティストたちが滞在制作・展示を行います。トマーシュ・ウェンドランドによるキュレーション企画展「Empty Garden -5th Hotel de Inmigrantes-」、チェンマイと中之条の交流企画「Chiang Mai × Nakanojo Exchange Exhibition」が開催されるなど国際交流プログラムにも力を入れています。
http://nakanojo-biennale.com/